パスワード管理アプリ比較 1Password・Bitwarden・LastPass・Dashlane・NordPass

料金・機能・セキュリティで5つのアプリを比べました

公開: 更新: ·12分で読めます
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SNS、ネットバンキング、サブスク、業務ツール。アカウントが増えるほど、パスワードの使い回しや管理の甘さがリスクになる。パスワード管理アプリを使えば、複雑なパスワードの生成から保存、自動入力まで一括で任せられる。1Password、Bitwarden、LastPass、Dashlane、NordPassの5つを、料金と機能の両面から比べた。

料金比較表

アプリ無料プラン個人プラン家族プラン暗号化方式
1Passwordなし通常: 年$47.88(月換算$3.99)通常: 年$71.88(5人・月換算$5.99)AES-256
Bitwardenあり(無制限)年$19.80年$47.88(6人)AES-256
LastPassあり(1デバイス種別)公式購入画面で確認(年払い)公式購入画面で確認(6人)AES-256
Dashlaneなし公式購入画面で確認(年払い)公式購入画面で確認(10人・年払い)AES-256
NordPassあり(1デバイス同時)公式で対象月数・総額を確認公式で対象月数・総額を確認(6人)XChaCha20

※ 2026年10月7日確認。月換算は年間請求額を比較するための数字です。1Passwordの初年度割引は下の表で分け、他3社の未確認固定額は掲載していません。

1Passwordの初年度表示は、新規顧客が公式サイトから年払いで契約する場合の割引です。App Store・Google Playなどの購入には適用されません。初年度の個人は年$35.88、Familiesは年$53.88で、通常年額と区別してください。

各アプリの詳細

1Password

  • • 個人:通常年$47.88(月換算$3.99)
  • • Families:通常年$71.88(月換算$5.99・5人)
  • • 初年度対象:個人年$35.88(月換算$2.99)
  • • 初年度対象:Families年$53.88(月換算$4.49)
  • • Watchtower(漏洩・脆弱パスワード検知)
  • • パスキー対応
  • • 1GBの暗号化ファイルストレージ
  • • トラベルモードで国境通過時にデータ非表示

無料プランはないが、機能の完成度と使いやすさでは安定して評価が高い。Watchtowerがパスワードの強度や漏洩状況を常にチェックしてくれるので、セキュリティ意識が自然と上がる。トラベルモードは、海外渡航時に端末から特定の保管庫を一時的に消せる独自機能。家族プランでは最大5人、それぞれ個別の保管庫を持ちつつ共有用の保管庫も作れる。ブラウザ拡張、デスクトップアプリ、モバイルアプリすべて揃っていて、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidに対応する。14日間の無料トライアルで使い勝手を試せる。

Bitwarden

  • • 無料:パスワード数・デバイス数とも無制限
  • • Premium:年$19.80
  • • ファミリー:年$47.88(6人まで)
  • • 法人プラン:用途・人数を公式で確認
  • • オープンソースで透明性が高い
  • • 5GBの暗号化ファイルストレージ(Premium)
  • • TOTP認証コード生成(Premium)
  • • パスキー対応・セルフホスト可能

オープンソースのパスワードマネージャーで、ソースコードが公開されているためセキュリティの透明性が高い。無料プランでもパスワード数とデバイス数に制限がなく、パスキーの保存や利用にも対応する。現在の公式表示ではPremiumは税別年$19.80で、5GBの添付ストレージと最大10個のハードウェアセキュリティキーに対応する。自分のサーバーにホストできるセルフホスト機能がある点も、エンジニアやプライバシーを重視する人に支持されている。

サブスクの支出を一括管理したいなら、サブスク管理アプリの比較記事も参考にしてください。

LastPass

  • • 無料:パスワード無制限(1デバイス種別のみ)
  • • Premium:公式購入画面で確認(年払い)
  • • Families:公式購入画面で確認(6人)
  • • 法人プラン:用途・人数を公式で確認
  • • ダークウェブモニタリング
  • • 緊急アクセス(Premium以上)
  • • 1GBの暗号化ファイルストレージ
  • • 30日間の無料トライアル

老舗のパスワードマネージャーで、ユーザー数は今も多い。無料プランではパスワードを無制限に保存できるが、2021年の仕様変更でPCかモバイルのどちらか一方のデバイス種別でしか使えなくなった。PCとスマホの両方で使いたいならPremiumプランが必要になる。Premium以上ではダークウェブモニタリングや緊急アクセス機能が使える。2022年にセキュリティインシデントがあり、ユーザーの暗号化された保管庫データが流出した。この件をきっかけに乗り換えた人も少なくない。暗号化されたデータなので即座にパスワードが漏れるわけではないが、信頼面での影響は残っている。

Dashlane

  • • 無料プランは2025年9月に廃止
  • • Premium:公式購入画面で確認(年払い)
  • • Friends & Family:公式で年額を確認(10人)
  • • 法人プラン:用途・人数を公式で確認
  • • VPN内蔵(Hotspot Shield)
  • • ダークウェブモニタリング
  • • リアルタイムフィッシング保護
  • • 1GBの暗号化ファイルストレージ

パスワード管理にVPNとダークウェブモニタリングを組み合わせた多機能型。2025年9月に無料プランが廃止され、すべて有料プランに移行した。料金は地域や購入条件で変わるため、公式購入画面の年額を確認する。ただしVPNが標準でついてくるのは他にない特徴で、公衆Wi-Fiでの通信保護もこれひとつでカバーできる。Friends & Familyは最大10人の独立したアカウントで利用できる。VPNを使えるのは主契約者で、招待されたメンバーには含まれない。現在は月払いを提供していないため、年額と更新条件を確認したい。フィッシング対策機能も2025年に強化され、偽サイトへのパスワード入力をリアルタイムで警告する。14日間のPremium体験は一部機能が対象。返金の対象条件は購入窓口の案内を確認する。

NordPass

  • • 無料:パスワード無制限(同時1台)
  • • Premium:公式で対象月数・総額を確認
  • • Family:6人。契約総額と更新料金を確認
  • • 法人プラン:用途・人数を公式で確認
  • • XChaCha20暗号化
  • • データ漏洩スキャナー
  • • メールマスキング
  • • 3GBの暗号化ファイルストレージ(Premium)

NordVPNを手がけるNord Securityのパスワードマネージャー。長期契約の割引は、最初の支払総額と更新時の額を分けて比較する。暗号化方式にXChaCha20を使っているのが特徴で、暗号方式だけで順位を決めず、公開されている設計・監査資料や復旧方法も確認したい。無料プランではパスワード数は無制限だが、同時にログインできるのは1台だけ。Premiumにすると複数デバイスで同時に使え、データ漏洩スキャナーやパスワード健全性チェック、メールマスキング機能が解放される。2025年後半にはオフラインモードと認証アプリのマルチデバイス対応も追加された。

VPNとセットで使いたいなら、VPNサービス比較の記事も読んでみてください。

機能比較

機能1PasswordBitwardenLastPassDashlaneNordPass
パスキー対応◎◎○◎◎
TOTP認証◎○○◎◎
ダークウェブ監視◎○◎◎◎
VPN内蔵×××◎×
緊急アクセス○○○○○
オープンソース×◎×××
セルフホスト×◎×××
メールマスキング○○××◎

◎ = 強み、○ = 対応(有料プラン含む)、× = 非対応

目的別おすすめ

無料でしっかり使いたい

Bitwarden

パスワード数もデバイス数も無制限。オープンソースの安心感もある

使いやすさとセキュリティを両立したい

1Password

UIの洗練度はトップクラス。Watchtowerで漏洩もすぐわかる

VPNもまとめて1つで済ませたい

Dashlane

Hotspot Shield VPN内蔵。公衆Wi-Fiをよく使う人に向いている

長期契約の費用を比較したい

NordPass

月換算だけでなく、対象月数・初回総額・更新総額で判断する

大人数の家族で共有したい

Dashlane(10人)またはBitwarden・NordPass(6人)

6人以下で費用を抑えたいなら、確認できたBitwardenの年$47.88(税別)が候補です。Dashlane・NordPass・LastPassは人数と支払総額を公式で確認してください

年間コスト比較

アプリ無料で使う場合個人(年間)家族(年間)
1Password利用不可$47.88(通常)/$35.88(初年度対象)$71.88(通常・5人)/$53.88(初年度対象)
Bitwarden0円$19.80(税別)$47.88(6人・税別)
LastPass0円(制限あり)公式で年額を確認公式で年額を確認(6人)
Dashlane利用不可公式で年額を確認公式で年額を確認(10人)
NordPass0円(制限あり)公式で対象期間・総額を確認公式で対象期間・総額を確認(6人)

※ USD表示。1Passwordの年額は公式月換算額×12で計算しています。Bitwardenは公式の税別年額です。2年契約や初年度割引は通常年額と分け、決済時の通貨・税・更新料金を確認してください。

複数のサブスクをまとめて管理するなら、サブスク管理の始め方も参考にしてみてください。

パスワード管理アプリを選ぶときのポイント

ゼロナレッジ設計かどうか

ゼロナレッジとは、サービス提供者側でもユーザーのパスワードを閲覧できない仕組みのこと。今回紹介した5つはすべてこの設計を採用している。

対応デバイスとブラウザ拡張

5つとも主要OS(Windows、Mac、iOS、Android)に対応し、Chrome、Firefox、Safari、Edgeのブラウザ拡張を提供している。Linux対応の有無や配布形式も、使う製品の公式ダウンロードページで確認したい。

過去のセキュリティインシデント

LastPassは2022年に大規模な情報漏洩が発生し、暗号化された保管庫データが流出した。各社の公開したセキュリティ情報や監査結果も確認したい。選ぶ際にセキュリティ実績を確認しておくのは大切なこと。

年払いか月払いか

月換算の表示と実際の請求額は区別したい。NordPassなどの長期プランは、最初の支払総額と更新時の料金を確認し、無料プランや体験で使い勝手を試してから契約期間を決めるのが無難。年払いと月払いの比較記事で詳しく解説している。

パスワード管理アプリのサブスクも管理しよう

パスワード管理アプリの年額請求も、通貨・1回の請求額・更新日をSubKeeperに記録できます。メール通知はGoogleログイン後に設定をオンにして使います。

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よくある質問

無料で使えるパスワード管理アプリはどれですか?

Bitwardenの無料プランは保存数とデバイス数に制限がなく、複数端末で使う候補になります。LastPassとNordPassにも無料プランがありますが、端末の利用条件を比較してください。

1Passwordは毎月2.99ドルですか?

掲載した2.99ドルは新規顧客が公式から年払いで申し込む初年度の月換算額です。通常の年払いは個人が月換算3.99ドル、Familiesが5.99ドルです。実際の年間請求額と更新時の料金を確認してください。

年払いと2年払いをどう比較しますか?

月換算額だけでなく、最初に支払う総額、対象月数、更新時の総額を並べます。2年分の請求を1年分として扱わず、割引が初回だけかも確認しましょう。

暗号化があればパスワードの使い回しは安全ですか?

管理アプリは強いパスワードの生成・保存を助けますが、使い回しや偽サイト、端末の感染までなくなるわけではありません。アカウントごとに別のパスワードと多要素認証を設定し、復旧方法も用意しましょう。

公式出典と今回の更新範囲

確認日: 。1Passwordの通常年払いと初年度キャンペーン、BitwardenのUSD年額を確認しました。LastPass・Dashlane・NordPassは地域別価格を確定できないため固定額を掲載せず、公式購入画面へ案内しています。

2026年10月7日更新: 1Passwordの割引を通常料金から分離し、年間請求額と月換算額を区別しました。NordPassの2年額を年額扱いした比較と固定円換算を撤去し、更新時の確認項目を追加しました。

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公開日は記事を最初に公開した日です。本文に出典や更新記録を記載した記事は、そこで料金・条件の確認日と対象範囲をご確認ください。 契約前には、公式の登録画面で現在の料金・請求元・解約条件を確認してください。

公式情報を優先して編集していますが、地域や契約窓口、個別オファーで条件が異なる場合があります。

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