【2025年最新】AI IDE・コーディングアシスタント料金比較ガイド
Cursor・GitHub Copilot・Claude Code・Cline・Windsurf・Antigravity を料金・機能・特徴で徹底比較
AIを活用したコーディング支援ツールが急速に普及している。CursorやGitHub Copilotなど、選択肢が増える一方で「どれを選ぶべきか分からない」という声も多い。本記事では、主要なAI IDE・コーディングアシスタント6製品の料金体系と特徴を整理し、用途に応じた選び方を解説する。
この記事の内容
AI IDE料金比較表
| サービス | 月額料金 | 料金体系 | 無料プラン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Cursor | $20〜 約3,000円〜 | 定額+クレジット制 | あり(制限付き) | Agent機能が強力 |
| GitHub Copilot | $10〜 約1,500円〜 | 定額制 | あり(制限付き) | VSCode統合が自然 |
| Claude Code | $20〜 約3,000円〜 | 定額制/API従量 | あり(制限付き) | コード理解力が高い |
| Cline | API料金のみ 使用量による | 従量課金制 | 拡張機能は無料 | コスト管理しやすい |
| Windsurf | $15〜 約2,250円〜 | クレジット制 | あり(25クレジット/月) | タブ補完が高速 |
| Antigravity | 現在無料 プレビュー版 | 将来従量課金予定 | 完全無料(プレビュー) | Geminiモデル内蔵 |
※ 2025年12月時点の情報です。為替レートにより日本円換算は変動します。
Cursor(カーソル)
VSCodeをフォークしたAI専用エディタ。2025年6月に料金体系を刷新
メリット
- ・ Agent機能でファイル作成・編集を自動実行
- ・ Tab補完が高精度で使いやすい
- ・ 複数のAIモデルを選択可能
- ・ VSCodeの拡張機能がそのまま使える
- ・ コードベース全体を理解したチャット
デメリット
- ・ 2025年6月以降はクレジット制が複雑
- ・ 高機能モデルを使うとコストが上がる
- ・ VSCode本体とは別アプリとなる
- ・ 学習曲線がやや高い
料金プラン(2025年6月改定後)
Hobby
$0
制限付きAgent
Pro
$20
$20分のクレジット
Pro+
$60
$60分のクレジット
Ultra
$200
$400分のクレジット
※ Teams: $40/ユーザー/月、Enterprise: カスタム価格
向いている人: 最新のAI機能をフル活用したい開発者、Agent機能で自動化したい人、複数モデルを試したい人
GitHub Copilot(ギットハブ コパイロット)
GitHubとMicrosoftが提供する定番のAIペアプログラマー
メリット
- ・ VSCodeとの統合が自然で違和感がない
- ・ 長年の開発で安定性が高い
- ・ 学生・教育者は無料で利用可能
- ・ 複数のAIモデルに対応(Pro+)
- ・ GitHub上のコードに対応した提案
デメリット
- ・ プレミアムリクエストに回数制限あり
- ・ Agent機能はCursorほど強力ではない
- ・ Pro+は他製品と比べて高め
- ・ GitHubアカウントが必須
料金プラン(2025年)
Free
$0
2,000補完/月
Pro
$10
無制限補完
Pro+
$39
1,500プレミアム/月
Business
$19
/ユーザー/月
※ Enterprise: $39/ユーザー/月(1,000プレミアム/ユーザー)
向いている人: VSCodeを使い慣れている開発者、GitHubヘビーユーザー、安定した補完機能を求める人
Claude Code(クロード コード)
Anthropic社のClaudeをベースにしたコーディングツール
メリット
- ・ コードの理解力・説明力が高い
- ・ 長いコンテキストを保持可能
- ・ ファイル作成・コード実行に対応
- ・ Claude Proプランで利用可能
- ・ API経由でも使用可能
デメリット
- ・ 専用IDEではなくターミナル/Web中心
- ・ API利用は従量課金でコストが読みにくい
- ・ エディタとの統合は限定的
- ・ 他ツールと併用が必要な場合も
料金プラン
Free
$0
制限付き利用
Pro
$20
Claude Code含む
Team
$30
/ユーザー/月
Enterprise
要問合せ
カスタム価格
※ API利用はトークン従量課金(Claude 3.5 Sonnet: $3/$15 per 1M tokens)
向いている人: コードのレビュー・説明を重視する人、長いコードベースを扱う人、Claudeの他機能も使いたい人
Cline(クライン)
オープンソースのVSCode拡張。APIキーを持ち込む従量課金型
メリット
- ・ 拡張機能自体は完全無料
- ・ 好きなAIモデルを選択できる
- ・ コストを細かく管理しやすい
- ・ オープンソースで透明性が高い
- ・ 安価なモデルで費用を抑制可能
デメリット
- ・ APIキーの設定が必要
- ・ ヘビーユーザーは高額になる可能性
- ・ 費用の予測が難しい
- ・ サポートは限定的
料金体系
個人
$0
API料金のみ
Teams
$20
/ユーザー/月(2025年以降)
Enterprise
要問合せ
SSO・SLAなど
※ API料金例: Claude 3.5 Sonnet $3/$15、DeepSeek-r1 $0.65/$2.19(1Mトークンあたり)
向いている人: コストを細かく管理したい人、複数のAIモデルを試したい人、オープンソースを好む人
Windsurf(ウィンドサーフ)
旧Codeiumがブランド刷新。タブ補完の速さに定評
メリット
- ・ タブ補完が高速で快適
- ・ 無料プランでも基本機能が使える
- ・ SWE-1モデルによるエージェント機能
- ・ App Deploy機能でデプロイまで対応
- ・ プレミアムモデルに対応
デメリット
- ・ クレジット制で使い方によっては不足
- ・ 2024年末に値上げがあった
- ・ Cursorほどの知名度はない
- ・ 独自エディタのため慣れが必要
料金プラン
Free
$0
25クレジット/月
Pro
$15
500クレジット/月
Teams
$30
/ユーザー/月
Enterprise
$60
/ユーザー/月
※ 追加クレジット: $10で250クレジット購入可能
向いている人: 高速なタブ補完を求める人、無料で試したい人、デプロイまで一気通貫でやりたい人
Antigravity(アンチグラビティ)
Google DeepMindが開発した最新のAI IDE。2025年11月にパブリックプレビュー開始
メリット
- ・ プレビュー期間中は完全無料
- ・ Gemini 3 Pro搭載で高性能
- ・ Claude Sonnetなど複数モデル対応
- ・ エージェント型で自律実行可能
- ・ タブ補完・コマンド実行が無制限
デメリット
- ・ まだプレビュー版で安定性に不安
- ・ 将来の料金体系が不明
- ・ ドキュメントや情報が少ない
- ・ 長期的な継続性が未知数
料金プラン(2025年12月時点)
プレビュー版
$0
現在無料
Google AI Pro
要確認
高レート制限
Google AI Ultra
$249.99
/月
※ プレビュー終了後はトークン従量課金になる可能性あり
向いている人: 最新技術を試したい人、無料で高機能AIを使いたい人、Googleエコシステムを活用している人
目的別おすすめツール
コストを抑えたいなら
Cline または Antigravity
Clineは使った分だけ、Antigravityは現在無料。どちらも初期投資なしで始められる
安定した補完機能を求めるなら
GitHub Copilot Pro
月額$10で無制限補完。VSCodeとの統合も自然で、長年の実績がある
Agent機能を最大限活用したいなら
Cursor Pro
ファイル作成・編集をAIに任せられる。複雑なリファクタリングも効率化
高速なタブ補完が欲しいなら
Windsurf Pro
タイピング中の補完スピードに定評。コード入力の効率が大幅に向上
コードの理解・説明を重視するなら
Claude Code(Claude Pro)
長いコードベースの理解や、丁寧なコード解説が必要な場面で力を発揮
企業での導入を検討しているなら
GitHub Copilot Enterprise または Cursor Teams
SSO、監査ログ、セキュリティ機能が充実。社内コードベースに対応した提案も
選び方のポイント
チェックポイント
1. 利用頻度はどのくらいか?
毎日使う→ 定額制(Cursor、GitHub Copilot)、たまに使う→ 従量課金制(Cline)
2. どの機能を重視するか?
タブ補完→ Windsurf、GitHub Copilot、Agent→ Cursor、コード理解→ Claude Code
3. 予算はいくらか?
無料→ Antigravity、Cline(API最小利用)、月1,500円程度→ GitHub Copilot Pro、月3,000円以上→ Cursor、Windsurf上位プラン
4. チームで使うか、個人か?
チームの場合はセキュリティ機能や管理機能が充実したBusinessプランを検討。 GitHub CopilotやCursorはチーム向けプランが充実している。
導入前に確認すべきこと
- ・ 無料トライアルを活用:ほぼ全製品に無料枠や試用期間がある
- ・ APIコストを試算:Cline利用時は事前にコストシミュレーション
- ・ 既存ツールとの相性:VSCode派かエディタ乗り換え可能か確認
- ・ 社内規定の確認:コードがクラウド送信されることへの承認
- ・ SubKeeperで一元管理:複数ツールの契約状況を把握
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